Q：ここは屋根上のようですが、アンテナの棒に小さな機械が付いているんですね。
知りませんでした。社長、これってなんですか？

 

A：うん、まずはアンテナの棒はマストと言うんだよ（＾＾；）
小さな機械はブースターと言って電波を増幅する装置だよ。
受信する電波は各部屋に分けていくと弱くなっていくので、なるべく電波を強くして各部屋に行ってもアンテナのレベルを落とさないようにするんだよ。

 

Q：アンテナの棒なんて言って失礼いたしました。
マストという、帆船の柱をイメージさせるような素敵な名前がついているんですね。
マストに付いているのはこの機械はブースターなんですね。
ブースターに何かを差しているようですが、何をしているんですか？

 

A：これはアンテナチェッカーという機器を使って、電波の強さや電波の質が適正なものかを確認しているんだよ。
目に見えない電波をこのような機器で見えるようにして、確認調整できるんだよ。
チェッカーは高価な機器だけど、これがないと仕事にならないからね。

 

Q：電波には強さだけでなくて質もあるんですね。興味深いです。
このアンテナって魚の骨みたいですよね。
この細長いアンテナが、風の強い屋根上で倒れないように、どうやって設置されているんですか？
細い４つの脚が屋根上に乗っているようにしか見えないんですが…

 

A：魚の骨だよね、我々も電気屋さんではない人たちにはあの魚の骨のようなアンテナと説明するよ。
本当は八木式アンテナっていうんだけどね！
倒れそうだけど、4方向からステンレスのワイヤーでしっかり留めて、さらに強度を増すために工夫するから台風とかでも倒れないんだよ。

 

Q：なるほど！よく見るとワイヤーがマストの上の方にも下の方にもありますね。
アンテナ調査ではどんなことに気を配っているんですか？

 

A：まずは安全！屋根上作業が多いから事故の無いように気を付けるね。
それからお客さんがテレビをストレスなく楽しめるように、きちんとチェッカーのような機器を使用して、きちんと受信できるかを確認しながらの作業になるね。
新しくアンテナを設置するときは、最初に受信感度を測定して設置位置を決めるんだよ。

 

本当ですね。足元にも頭上にもワイヤーがあるので、より慎重に安全に気を付ける必要がありますね。
目に見えない電波ですが、チェッカーを使用して、最も電波の質が良く、最も電波が強い場所にアンテナを設置しているんですね。

 

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